アポロチーター（2016年生、母ポエティックターン）

アポロチーター（2016年2月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+地球で最も速く走る哺乳類」。毛色は栗毛。種牡馬のアポロキングダム（当時13歳）と交配したポエティックターンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はへいはた牧場。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月7日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

10月20日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた3戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、モリノカワセミに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

12月2日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アマデウスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月22日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のパイロジェンに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2019年）

6月23日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

8月25日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったヒイナヅキに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したブルーハワイアンを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

4歳（2020年）

1月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡巧也騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端をきり、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 小雪/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で木幡巧也騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、ノーベルプライズに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

2月8日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木幡巧也騎手（7戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタイキメサイアを3/4馬身振り切って2勝目を収める

2月23日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの大島特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木幡巧也騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

5月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの日吉特別（東京ダート1400m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で木幡巧也騎手（9戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたサンタナブルー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

8月29日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で木幡巧也騎手（10戦1勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月10日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの河口湖特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた18戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

5歳（2021年）

2月7日、中9週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（11戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

5月29日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラスの富嶽賞（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（12戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

6歳（2022年）

1月23日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

2022年1月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。