ヴィオラーネ（2009年生、母フロムファースト）

ヴィオラーネ（2009年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「輝石の一種」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時17歳）と交配したフロムファーストが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地20戦1勝2着2回。2012年のクロッカスステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月8日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のジャッドマックスに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月17日、中5週で迎えた3戦目は、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3歳（2012年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月9日、約10か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4歳（2013年）

1月13日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず11着に敗れた。

2月16日、中4週で迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたタツストロング決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

3月2日、中1週で迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の脊振山特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

5月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたフェニーチェ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月1日、中1週で迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の国分寺特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

12月15日、約6か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

5歳（2014年）

8月9日、約8か月の休み明けで迎えた14戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

9月27日、中6週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の遠刈田特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

11月1日、中1週で迎えた17戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

12月14日、中5週で迎えた18戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。

6歳（2015年）

2月21日、中9週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた20戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 雨/良）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。