ハーンハリーリ（2016年生、母ベルナール）

ハーンハリーリ（2016年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「エジプト、カイロにある市場名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴァーミリアン（当時14歳）と交配したベルナールが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は斉藤英牧場。主な勝ち鞍は2020年のアヤメ賞(一般C2五以下牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、斉藤英牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ミルファームによって194.4万円で落札された。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

8月12日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は430kg。17頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

12月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

3歳（2019年）

4月21日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

4月27日、連闘で迎えた4戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原隆一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

6月2日、中3週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた6戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B7（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた8戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

7月7日、連闘で迎えた9戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月14日、連闘で迎えた10戦目は、3歳B5（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の魚戸屋真魚ちゃん生誕10000日記念（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳B5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B5（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた14戦目は、3歳B6（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で堀場裕充騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

9月17日、連闘で迎えた15戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で堀場裕充騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2十（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で堀場裕充騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

10月8日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2十（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で堀場裕充騎手（9戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2九（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で堀場裕充騎手（10戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2十（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で堀場裕充騎手（11戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2八（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で堀場裕充騎手（12戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月17日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた21戦目は、一般C2十（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で堀場裕充騎手（13戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

4歳（2020年）

3月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg戻して迎えた22戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月22日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2五（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（14戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月7日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（15戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったイデアエルピスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月19日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定戦のアヤメ賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（16戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブリリアンティーンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

5月10日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1十（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（17戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

6月7日、中3週で迎えた27戦目は、一般C1十一（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で堀場裕充騎手（18戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。