エリモジュニア（1993年生、母エリモレグルス）

エリモジュニア（1993年6月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のワツスル（当時13歳）と交配したエリモレグルスが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地21戦1勝2着4回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

伊藤修司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

11月11日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月23日、中3週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、勝ったターフシンフォニーにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

3歳（1996年）

1月27日、中4週で迎えた4戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカツノチャイナに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月17日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下のくすのき賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月24日、中4週で迎えた6戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月14日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月1日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったカーリスロゴスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4歳（1997年）

1月26日、中7週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた10戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の山国川特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒシイースターを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3月1日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下の下呂特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた12戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に敗れた。

10月4日、約6か月半の休養明けで迎えた13戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 雨/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたマチカネヤマビコ決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月18日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた16戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く15着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

5歳（1998年）

6月14日、約6か月半の休み明けで迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた19戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

8月8日、中4週で迎えた20戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた21戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

10月19日、中7週で迎えた22戦目は、鈴木義久騎手を鞍上に迎えて、オパール特別（上山ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた23戦目は、トパーズ特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木義久騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた24戦目は、トパーズ特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木義久騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた25戦目は、トパーズ特別（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木義久騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1999年）

4月19日、約4か月半の休養明けで迎えた26戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木義久騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、須田英之騎手を鞍上に迎えて、一般B1イ（上山ダート1700m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。