シルクヴィオレット（2006年生、母シルクオルテンシア）

シルクヴィオレット（2006年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋濃紫色（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウドトウ（当時10歳）と交配したシルクオルテンシアが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方24戦0勝2着3回。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額800万円（1.6万×500口）で一口馬主が募集された。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月6日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月28日、中2週で迎えた2戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

3歳（2009年）

1月27日、中3週で迎えた3戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップアップル賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた4戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のグリーンカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた6戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

8月17日、中9週で迎えた7戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のブレイズカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

9月24日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の御成特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

10月12日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた11戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の落花生特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のナナカマド特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

11月23日、連闘で迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた14戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

4歳（2010年）

2月9日、中8週で迎えた15戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、愛Love笠松けいば（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた16戦目は、如月千早♪15歳誕生日記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったブラストタリスマンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般C12 15（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月19日、連闘で迎えた18戦目は、省ちゃん勝ちゃん祝!米傘寿記念（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

3月26日、連闘で迎えた19戦目は、一般C11（名古屋ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた20戦目は、竹田吉秀騎手を鞍上に迎えて、一般C10 13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた21戦目は、海づくり大会開催記念（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた22戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月28日、中1週で迎えた23戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、吉田川賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた24戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（7戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた25戦目は、葵特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（8戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた26戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（9戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったペチアーティストに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月22日、中1週で迎えた27戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オウゴンホークにアタマ差交わされて2着となった。

8月6日、中1週で迎えた28戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、立秋特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。