グランツリヒター（2016年生、母マンデルーシュ）

グランツリヒター（2016年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「映画、演劇の見せ場（独）。父名から連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時12歳）と交配したマンデルーシュが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はタバタファーム。主な勝ち鞍は2019年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タバタファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって756万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

1月6日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

3月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた3戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモエスパーダを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの恵山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

7月28日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの北辰特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。