ヴィジタンディーヌ（2010年生、母オルレアン）

ヴィジタンディーヌ（2010年2月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「焼き菓子の一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時16歳）と交配したオルレアンが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地2戦1勝、地方9戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

2月9日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナスノクロスに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月3日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

4月17日、中5週で迎えた3戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

5月27日、中5週で迎えた4戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若駒特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

10月10日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、腰越特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた6戦目は、オクトーバー賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月13日、中2週で迎えた7戦目は、深秋特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメディオセントロを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

12月17日、中4週で迎えた8戦目は、フロイデ特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったリアハッピーにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2014年）

1月3日、中1週で迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の紅梅特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

1月29日、中3週で迎えた10戦目は、福寿草特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダージーパラダイスに4馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

4月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、花まつり特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。