スルーザシーズン（1996年生、母ビクトリーマッハ）

スルーザシーズン（1996年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のスキャン（当時8歳）と交配したビクトリーマッハが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地24戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1999年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

2月27日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は458kg。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

3月6日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシャインルージュに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月20日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

4月18日、連闘で迎えた5戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のタカノプリンシパルを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

5月15日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、プラチナウィンクに交わされて3馬身差の2着となった。

6月5日、中2週で迎えた7戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシンメイビートに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月12日、連闘で迎えた8戦目は、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦1勝）。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、6着を確保した。

6月27日、中1週で迎えた9戦目は、4歳900万下のゆうすげステークス（阪神芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4歳（2000年）

1月8日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた10戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（7戦0勝）。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が鈍り17着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦1勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（8戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

6月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、タヤスアピールに3/4馬身交わされて2着となった。

6月24日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の調布特別（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

12月16日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のフィールドブーケを3/4馬身振り切って休み明け初戦をモノにした。

5歳（2001年）

1月5日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初春賞（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の青梅特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（5戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月6日、中2週で迎えた22戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

5月13日、連闘で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（7戦0勝）。17頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

9月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の上総特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。