キーノート（1987年生、母ナスノメロデイ）

キーノート（1987年5月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラシンゲキ（当時10歳）と交配したナスノメロデイが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は瀬口信正。戦績は、中央平地23戦3勝2着1回、中央障害5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

5月12日、デビュー戦は鹿戸雄一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は502kg。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた2戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

7月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

7月8日、連闘で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた5戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、コンゴウミラクルに交わされて1馬身差の2着となった。

8月5日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサクセンジョイナーを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月1日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の洞爺湖特別（函館芝1200m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

4歳（1991年）

3月17日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

3月30日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた12戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

5月12日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

5月19日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

6月15日、中3週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヌアザに1馬身3/4の差をつけて2勝目を挙げた。

7月6日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場均騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のオグリンバードに5馬身の差をつけて優勝

9月1日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北海ハンデキャップ（函館芝1800m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（6戦1勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の長万部特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（7戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

5歳（1992年）

2月8日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったユーワギャルソンから約19馬身差の2着となった。

2月23日、中1週で迎えた22戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた23戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスマイルオンユーに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月28日、中2週で迎えた24戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月4日、連闘で馬体重を前走から18kg減らして迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中剛騎手（4戦1勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

4月26日、中2週で迎えた26戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で田中剛騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた27戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

6月6日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた28戦目は、5歳以上900万下の石和特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（7戦2勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。