ブロードピーク（2008年生、母ブロードアピール）

ブロードピーク（2008年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「中国とパキスタンの国境にある山。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時6歳）と交配したブロードアピールが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地14戦1勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

8歳のとき、ノーザンレーシングから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、水谷によって1,134万円で落札された。13歳のとき、水谷昌晃から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、小島牧場によって264万円で落札された。

キャロットクラブにて総額3,000万円（7.5万×400口）で一口馬主が募集された。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

12月19日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は402kg。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

3歳（2011年）

1月29日、中5週で迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

4月2日、中8週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

5月7日、中4週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

6月19日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月3日、中3週で迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るノベンバーペガサスを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

11月6日、中8週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

4歳（2012年）

5月6日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

6月24日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。

8月11日、中6週で迎えた13戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

12月9日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。