カミングアップ（2010年生、母マッキーアイドル）

カミングアップ（2010年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「できあがり」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時12歳）と交配したマッキーアイドルが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木下牧場。戦績は、中央平地14戦0勝、地方29戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の尼崎市制100周年プレ記念特別(B2)。

経歴

デビュー前

梅田康雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

7月1日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 雨/良）に出走。馬体重は502kg。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

8月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

9月9日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

3歳（2013年）

4月7日、約7か月の休養明けで迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 雨/重）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

5月12日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を披露し、4着に入った。

6月8日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた8戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

7月20日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた11戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

9月18日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したレーヴドプランスを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた13戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた14戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4歳（2014年）

5月30日、約7か月半の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルームアゲインに9馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月18日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るファインリーグラスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月2日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のメイショウトリトンを半馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

10月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

5歳（2015年）

6月21日、約8か月半の休養明けで迎えた19戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

7月18日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

8月20日、中4週で馬体重を前走からさらに25kg増やして迎えた21戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は板野央騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた23戦目は、西川進也騎手を鞍上に迎えて、尼崎市制100周年プレ記念特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のモズノハナミチを半馬身振り切って4勝目を奪取した。

6歳（2016年）

3月30日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から29kg減らして迎えた24戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

7月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹田知宏騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹田知宏騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で笹田知宏騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は木村健騎手（4戦3勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（5戦3勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は板野央騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月1日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ケージートパーズにハナ差交わされて2着に甘んじた。

12月20日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（8戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

7歳（2017年）

1月3日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は板野央騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた38戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（10戦3勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた39戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（11戦3勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた40戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のロードワイルドを半馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

4月26日、中2週で迎えた41戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（13戦4勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた42戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は板野央騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた43戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村健騎手（14戦4勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。