ディスティニーワン（2003年生、母アサノフローリック）

ディスティニーワン（2003年5月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「一番になる運命」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時16歳）と交配したアサノフローリックが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中地茂美。戦績は、中央平地3戦0勝、地方7戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中地牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

坂本勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

1月15日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月5日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。

4月9日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

5月17日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦のエメラルドフラワー賞（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

11月27日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた5戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C30（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月4日、連闘で迎えた6戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C30（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキクノソニックを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月18日、中1週で迎えた7戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、一般C25（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた8戦目は、角田調教師チャリティー賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

4歳（2007年）

1月8日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の一般C24（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

1月14日、連闘で迎えた10戦目は、一般C30（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。