トウカイアロー（1999年生、母ブリリアントミスト）

トウカイアロー（1999年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時11歳）と交配したブリリアントミストが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は青藍牧場。戦績は、中央平地19戦4勝2着3回、地方3戦1勝2着1回。2002年の駒草賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、青藍牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、青藍牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、内村正則によって1,050万円で落札された。

桜田勝男厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（2001年）

9月29日、デビュー戦は菅原勲騎手を鞍上に据えて、2歳（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったサイレントホークから1馬身3/4差の2着となった。

10月28日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラプリティに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2002年）

1月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着を確保した。

2月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のマイネルアムンゼンをハナ差振り切って2勝目を手中に収めた。

4月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦1勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい18着に敗れた。

5月26日、中3週で迎えた6戦目は、3歳オープンの駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、勝ったローエングリンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

10月27日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の錦秋特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

11月10日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の晩秋特別（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林淳一騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のセレブに5馬身の差をつけて3勝目を収める

12月15日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の冬至ステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林淳一騎手（6戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のコスモレジスタをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

4歳（2003年）

10月11日、約10か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上1600万下のアイルランドトロフィー（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林淳一騎手（7戦3勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

11月15日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で小林淳一騎手（8戦3勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で小林淳一騎手（9戦3勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで止まることなく走り抜いたが、ミスターユニコンに3/4馬身交わされて2着となった。

12月21日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の冬至ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で小林淳一騎手（10戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5歳（2004年）

1月18日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で小林淳一騎手（11戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

2月28日、中5週で迎えた15戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

11月13日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のアサクサキニナルに1馬身1/4の差をつけて久々の実戦を物にした。

12月11日、中3週で迎えた17戦目は、G3の中日新聞杯（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって14着に敗れた。

6歳（2005年）

1月16日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、トウショウナイトに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月6日、中2週で迎えた19戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

9月24日、約7か月半の休み明けで迎えた20戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のニューマーケットカップ（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7歳（2006年）

8月12日、約10か月半の休み明けで迎えた21戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

8歳（2007年）

6月18日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた22戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。