スコッツブラフ（2007年生、母オレゴントレイル）

スコッツブラフ（2007年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ネブラスカ州にある郡」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時10歳）と交配したオレゴントレイルが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地12戦2勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月10日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のメルシーサイレンスに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月28日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月2日、中8週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

8月8日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

9月18日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

10月3日、中1週で迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

12月11日、中5週で迎えた9戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のシェーカーをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

4歳（2011年）

3月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

5月15日、中7週で迎えた11戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。