キングスビレッジ（2006年生、母マッチザピース）

キングスビレッジ（2006年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ハワイにあるヨーロッパ風ショッピングモールより」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したマッチザピースが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

5月3日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したマイネルアウストロを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。17頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシャドウラインに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4歳（2010年）

1月31日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた3戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

9月11日、約7か月半の休養明けで迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアイアイレインボーを半馬身振り切って休み明け初戦を物にした。

10月10日、中3週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

5歳（2011年）

7月10日、約9か月の休養明けで迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。