フローレスライン（1998年生、母フォレストエンゼル）

フローレスライン（1998年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のテンビー（当時8歳）と交配したフォレストエンゼルが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は乾皆雄。戦績は、中央平地28戦3勝2着2回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2002年の朝日岳特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、乾皆雄から「プレミア3歳トレーニングセールサラブレッド3歳」に上場されたが主取りとなった。

中村好夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

10月8日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月21日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のアップジョンに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月2日、中5週で迎えた3戦目は、3歳500万下のポインセチア賞（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3歳（2001年）

2月3日、中8週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

2月17日、中1週で迎えた5戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入った。

4月1日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月29日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1600m 小雨/良）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月27日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

4歳（2002年）

1月20日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のニッポーキャプテンを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

3月23日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月6日、中1週で迎えた12戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の播磨特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた13戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のホーマンヴォイスに1馬身3/4の差をつけて3勝目をつかんだ。

10月12日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の立冬特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したコアレスブランカにハナ差届かず2着となった。

12月7日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北摂特別（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（2003年）

1月6日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の室町特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったワンダージョリーにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

1月26日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（5戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

10月11日、約7か月半の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦1勝）。17頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

6歳（2004年）

7月3日、約9か月の休養明けで迎えた22戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月25日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

8月29日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のキーンランドカップ（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

11月7日、中7週で迎えた26戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下のオグリキャップメモリアル（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

7歳（2005年）

6月23日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた28戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、十勝ワイン特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた29戦目は、イーグルカフェ賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた30戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の星雲賞（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。