マルシゲビート（1987年生、母インターロンシャン）

マルシゲビート（1987年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のハードツービート（当時18歳）と交配したインターロンシャンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は高村伸一。戦績は、中央平地18戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1992年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

安田伊佐夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

4月22日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた2戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

5月27日、中2週で迎えた3戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

9月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったインタールーブルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月20日、中2週で迎えた7戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアクアマリンアイズに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月28日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の相馬特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の霊山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヤマニンパステルに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月16日、連闘で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたゲイトウエイガール決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4歳（1991年）

1月13日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島信行騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島信行騎手（7戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のチヨノハニーに1馬身1/4の差をつけて断然人気に応えた。

3月3日、中2週で迎えた15戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

5歳（1992年）

3月15日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るホクセイストークを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って休養明けの一戦を物にした。

3月21日、連闘で迎えた17戦目は、栗田伸一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた18戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。