バンブトンカツ（2009年生、母ニースセブンティン）

バンブトンカツ（2009年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勝つ」。毛色は鹿毛。種牡馬のカリズマティック（当時13歳）と交配したニースセブンティンが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は馬道繁樹。戦績は、中央平地5戦0勝、地方31戦9勝2着10回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上C3二。

経歴

デビュー前

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

3月25日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

5月13日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

7月8日、中7週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい18着に終わった。

9月16日、中9週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

9月23日、連闘で迎えた5戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の甲東特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見所を作れず13着に終わった。

10月23日、中3週で馬体重を前走から31kg増やして迎えた6戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、チンタジャティーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月30日、連闘で迎えた7戦目は、3歳B9（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるように疾駆したが、テンエイエンドレスに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

11月4日、連闘で迎えた8戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、盛上げます!来年秋のJBC（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカネトシダイスターに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月18日、中1週で迎えた9戦目は、板谷介夫還暦記念（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のテンエイヒーローに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

12月4日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3七（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、セレブリティトークに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月18日、中1週で迎えた11戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般C3七（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のテンエイヒーローをアタマ差振り切って断トツの支持に応えた。

12月30日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のテンエイヒーローに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

4歳（2013年）

3月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ラバーフローに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3月28日、連闘で迎えた14戦目は、一般C1三（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のフィールドチャペルに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月9日、中1週で迎えた15戦目は、一般B4-2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、ビッグフットに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月23日、中1週で迎えた16戦目は、たけちゃんバースデーカップ（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のトーアラビリンスに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月7日、中1週で迎えた17戦目は、お旅まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセレブリティトークに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月21日、中1週で迎えた18戦目は、ノトキリシマ賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田弘治騎手（7戦3勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ラバーフローに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月16日、中3週で迎えた19戦目は、門別町特産グリーンアスパラ特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田弘治騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスプリングアルタに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月25日、連闘で馬体重を前走から13kg減らして迎えた20戦目は、雪おくりまつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤田弘治騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったヒシタイフーンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月9日、中1週で迎えた21戦目は、国際太鼓エクスタジア特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤田弘治騎手（10戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のボーンストーンをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

10月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、珠洲まるかじり特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた23戦目は、福井県畜産協会長賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（11戦4勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

11月4日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた24戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、世界農業遺産「能登の里山里海」賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

11月12日、連闘で迎えた25戦目は、せせらぎの郷紅葉まつり特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（12戦4勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（13戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったユーコーフラッシュに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

12月10日、中1週で迎えた27戦目は、機具岩ライトアップ特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（14戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビッグフットに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月22日、中1週で迎えた28戦目は、一般B1二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（15戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、フェールボーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2014年）

3月23日、約3か月の休み明けで迎えた29戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、かに甘えび大鍋特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

9月28日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた30戦目は、北陸新幹線開業C.D.特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（16戦5勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

10月12日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた31戦目は、新装大樋窯特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（17戦5勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた32戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、河北潟ふれあいフェスタ特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた33戦目は、一般B1-4（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（18戦5勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた34戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、成巽閣公開特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた35戦目は、鵜祭り特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（19戦5勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

12月25日、連闘で迎えた36戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、和倉温泉冬花火特別（金沢ダート1500m 雪/不良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。