イレーヌ（2011年生、母ヴィクトリーバンク）

イレーヌ（2011年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「裕福な銀行家の末娘を描いたルノアールの有名な絵画より」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時11歳）と交配したヴィクトリーバンクが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方16戦1勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

9月29日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。17頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

12月1日、中8週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

3歳（2014年）

3月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた4戦目は、E.ペドロサ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

6月22日、中8週で迎えた5戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

7月19日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の宮古夏まつりレース（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（盛岡芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るピュアジャパンを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

8月23日、連闘で迎えた9戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は木村暁騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

9月6日、連闘で迎えた11戦目は、鈴木麻優騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月15日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村暁騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

9月21日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

9月27日、連闘で迎えた14戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

10月5日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は木村暁騎手（6戦1勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

10月11日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木麻優騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

10月19日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木麻優騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

10月25日、連闘で迎えた18戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木麻優騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木麻優騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は木村暁騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。