シャクンタラー（2013年生、母ムガール）

シャクンタラー（2013年1月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「インドの戯曲に登場する仙人の娘の名」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時13歳）と交配したムガールが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地12戦2勝2着1回。2015年のコスモス賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,600万円（3.2万×500口）で一口馬主が募集された。

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

7月5日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は528kg。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラブレオをクビ差振り切って初白星を挙げた。

8月15日、中5週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3歳（2016年）

3月27日、約7か月半の休み明けで迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月7日、中5週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したダンツペンダントにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月5日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のディリジェンテをアタマ差振り切って断トツ人気に応えた。

8月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

10月22日、中8週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた8戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の伊勢佐木特別（東京ダート2100m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に敗れた。

4歳（2017年）

2月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

3月11日、中4週で迎えた10戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の館山特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた11戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の熊野特別（中京芝2200m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

5歳（2018年）

1月6日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。