ワキノレジェンド（2007年生、母ウイステリアコート）

ワキノレジェンド（2007年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋伝説」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時7歳）と交配したウイステリアコートが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）田原橋本牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、中央障害2戦0勝、地方21戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の鉢伏山特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田原橋本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって630万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、脇山良之によって1,312.5万円で落札された。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月22日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

3歳（2010年）

4月28日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg減らして迎えた3戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の花吹雪賞（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

6月10日、中5週で迎えた4戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鉢伏山特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るチョウワクワクを豪脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月12日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた6戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

4歳（2011年）

1月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、名古屋チャレンジカップオルフェウス賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた9戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の背振山特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた10戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

4月23日、中9週で迎えた11戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

5月15日、中2週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月14日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C2-6（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のグリーンベルトに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5歳（2012年）

2月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた14戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

4月15日、中5週で迎えた16戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず5着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るコスモエコロジーを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

6月17日、中1週で迎えた19戦目は、乗ろうよ路面電車特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で倉兼育康騎手（6戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったバタースコッチにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

8月6日、中4週で迎えた21戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、夜さ恋ナイター3周年特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月19日、中1週で迎えた22戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、室戸海洋深層水特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた23戦目は、四万十青さのり特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月22日、連闘で迎えた24戦目は、源太誕生感謝旅行特別（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

9月29日、連闘で迎えた25戦目は、オッズパーク特別（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（7戦2勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエアリーズに2馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

11月25日、中1週で迎えた29戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、土佐清水大岐の浜特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

12月1日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、黒川知弘騎手を鞍上に迎えて、チュウオーバロン馬術優勝記念（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。