ビスバルト（2018年生、母シーユーサンデー）
Bis Bald
2018.04.21
ビスバルト（2018年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「また近いうちに(独)。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時7歳）と交配したシーユーサンデーが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳C1一。
経歴
デビュー前
YGGオーナーズクラブにて総額800万円（0.8万×1000口）で一口馬主が募集された。
石橋守厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2020年）
11月14日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。
3歳（2021年）
2月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず17着に終わった。
3月4日、中3週で迎えた3戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで猛進したが、エイシンビーストに交わされて1馬身半差の2着となった。
3月17日、中1週で迎えた4戦目は、3歳C1（姫路ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。
4月16日、中3週で迎えた5戦目は、3歳C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アポロハクジャに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。
5月5日、中2週で迎えた6戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳C1一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。
5月21日、中1週で迎えた7戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳C1一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、勝ったロードヴェントスにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。
6月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。
7月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオノマトペを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。
10月13日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチャンティックに8馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。
11月2日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のメイショウミヤラビに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。
4歳（2022年）
1月3日、中8週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた12戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。
4月20日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（5戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイクアラッシュを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて圧倒的人気に応えた。
5月11日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（6戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のドンナラボリオーザに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。
6月1日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（7戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエスポワールミノルを3/4馬身振り切って6勝目を奪取した。
10月7日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（8戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。
10月26日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（9戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。
12月17日、中6週で迎えた18戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。
5歳（2023年）
1月3日、中1週で迎えた19戦目は、宝船賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウポルポに1馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。
1月30日、中3週で迎えた20戦目は、雪割草賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマリノヴィーナスを猛烈な末脚でアタマ差だけ差し切って単勝一倍台の評価に応えた。
3月13日、中5週で迎えた21戦目は、馬い!卵はサンサンエッグ津田沼店（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では稟性の負けじ心を発揮してゴールまでタレずに走り切ったが、4着に終わった。
4月3日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のビックランサーに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。
6月15日、中9週で迎えた23戦目は、レーニョ賞（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったリュウノアンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。
7月6日、中2週で迎えた24戦目は、ブラックジャック賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（6戦3勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。
8月8日、中4週で迎えた25戦目は、馬い!淡路うしろ農園玉ねぎ記念（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で笹川翼騎手（7戦3勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。
9月15日、中4週で迎えた26戦目は、手裏剣賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で笹川翼騎手（8戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカルナックを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って優勝
12月20日、約3か月の休養明けで迎えた27戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、プラタナス特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。
6歳（2024年）
1月4日、中1週で迎えた28戦目は、黒豆賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（9戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。
1月19日、中1週で迎えた29戦目は、令和6年能登半島地震被災者支援（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（10戦4勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったモダナイズクィーンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。
2月9日、中2週で迎えた30戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、駿光賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。
3月14日、中4週で迎えた31戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、セイモア賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアストロアイガーをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。
4月18日、中4週で迎えた32戦目は、雛芥子特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。