ピノホホッア（2020年生、母サニーヘイロー）

ピノホホッア（2020年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のベストウォーリア（当時10歳）と交配したサニーヘイローが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は丸村村下ファーム。2023年のニューイヤーカップ(S3)で2着に入った他、2023年のニューイヤーカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、丸村村下ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、松井光夫によって1,100万円で落札された。

野口孝厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2022年）

8月30日、デビュー戦は吉留孝司騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は529kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラインクロッカスに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月22日、中2週で迎えた2戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、2歳S3のゴールドジュニア（大井ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

10月14日、中2週で迎えた3戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のシャイニングフューチャー賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るディーエスフランクを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切ってファンの高評価に応えた。

11月16日、中4週で迎えた4戦目は、2歳S1のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2023年）

1月11日、中7週で迎えた5戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、ポリゴンウェイヴに半馬身交わされて2着となった。

5月3日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳S2の東京湾カップ（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月7日、中4週で迎えた7戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に敗れた。

7月23日、中6週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞のハヤテスプリント（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

10月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、紅葉特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

11月20日、中3週で迎えた10戦目は、石蕗特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

4歳（2024年）

4月3日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、ホッコータルマエメモリアル（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（6戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた12戦目は、スピカ賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（7戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた13戦目は、早苗月特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた14戦目は、鎌北湖特別（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた15戦目は、文月特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（5戦1勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

9月20日、中8週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の紅葉月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

10月25日、中4週で迎えた17戦目は、紅葉特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田利雄騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。