オズフェスト（2008年生、母エイシンヒューロン）

オズフェスト（2008年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アメリカで開催される祭り」。毛色は芦毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時9歳）と交配したエイシンヒューロンが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）小島牧場。戦績は、中央平地24戦1勝、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,500万円（15万×100口）で一口馬主が募集された。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月15日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウホウユウを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

10月9日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

12月19日、中5週で迎えた4戦目は、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

3歳（2011年）

2月6日、中6週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

4月3日、中7週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で柴山雄一騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着を確保した。

4月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴山雄一騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

8月20日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

10月8日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

10月15日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の大形特別（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（7戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

12月3日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（8戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月11日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（9戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4歳（2012年）

1月22日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で柴山雄一騎手（10戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。

1月29日、連闘で迎えた14戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

4月28日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた16戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた17戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

11月10日、約5か月半の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（11戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月15日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中山ダート2500m 雨/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

5歳（2013年）

6月16日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

6月22日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（函館ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（12戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（函館ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（13戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

9月7日、中5週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（14戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

11月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から44kg増やして迎えた25戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、アドビ賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

6歳（2014年）

2月3日、中9週で迎えた26戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

4月2日、中7週で馬体重を前走からさらに28kg減らして迎えた27戦目は、おおぐま座特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。