トウショウコナン（1995年生、母ダーリントウショウ）

トウショウコナン（1995年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時16歳）と交配したダーリントウショウが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地20戦3勝2着2回、地方6戦1勝2着1回。1998年のユニコーンステークス(G3)で3着に入った他、1998年のグランシャリオカップ(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

奥平真治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

8月3日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したニホンピロジュピタにアタマ差届かず2着に惜敗した。

8月16日、中1週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイズミサクセスを豪快な末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

11月15日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯3歳ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた4戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

3歳（1998年）

1月5日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下の若竹賞（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

1月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた7戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコンキスタクラウンに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

3月8日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた9戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた10戦目は、3歳オープンのベンジャミンステークス（中山芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた11戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた12戦目は、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦1勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

7月22日、中5週で迎えた13戦目は、3歳G3のグランシャリオカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。最後は、勝ったウイングアローから4馬身差の2着となった。

8月16日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

10月3日、中6週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた15戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月17日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた17戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の大原ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

4歳（1999年）

8月8日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上900万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月29日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

10月3日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したホリークラウンにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月31日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の河口湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハイパーナカヤマをハナ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

5歳（2000年）

12月18日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた22戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、けやき特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のミナモトオペラに5馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。

6歳（2001年）

2月4日、中6週で迎えた23戦目は、新春杯（高崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村芳晃騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月25日、中6週で迎えた24戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の開設記念（高崎ダート2100m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7歳（2002年）

1月2日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から45kg増やして迎えた25戦目は、田部和広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ地方重賞の新世紀盃（川崎ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田部和広騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。