マナローラ（2014年生、母シェープアップ）

マナローラ（2014年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イタリアの世界遺産『チンクエ・テッレ』を形成する五つの村の一つ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時13歳）と交配したシェープアップが18歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ノースヒルズ。主な勝ち鞍は2017年のデイジー賞(500万下牝)。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

11月6日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3歳（2017年）

1月14日、中9週で迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るスティッフェリオを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

3月11日、中3週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月9日、中3週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のデイジー賞（中山芝1800m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るクイントゥープルを豪快な末脚でハナ差だけ差し切って2勝目をつかんだ。

5月21日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

9月9日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G3の紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた8戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

4歳（2018年）

2月3日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の千里山特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた11戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

7月7日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下の茶臼山高原特別（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた13戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

9月29日、中8週で迎えた14戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2600m 外回り小雨/重）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた15戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、プリンスオブペスカにハナ差交わされて2着となった。

11月11日、中2週で迎えた16戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた17戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、6着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したナムラマルを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

5歳（2019年）

1月12日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

6歳（2020年）

2月16日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラスの茶臼山高原特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。5頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に終わった。

9月19日、約6か月の休養明けで迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村宏司騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた25戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

7歳（2021年）

2月21日、約3か月の休み明けで迎えた28戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3月6日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

6月20日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

7月4日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。