イーグルフォレスト（1985年生、母テイキリユウ）

イーグルフォレスト（1985年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーアテンシヨン（当時7歳）と交配したテイキリユウが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）コスモヴューファーム。戦績は、中央平地16戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

吉永忍厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

2月28日、デビュー戦は猿橋重利騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた2戦目は、栗田伸一騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（阪神ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びで猛進したが、勝ったカルストンテイオーにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

4月24日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗田伸一騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマンノスパークに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月4日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のツルミマイコを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

10月9日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は栗田伸一騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたメジロハリアー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月19日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったミリオンメッシナに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

4歳（1989年）

1月21日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のミチノセカイに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月23日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上400万下（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で武豊騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で武豊騎手（9戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るディープグローリーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って順当に勝利した。

10月28日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で武豊騎手（10戦3勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたラッキードール決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月26日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は栗田伸一騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。