ジョーカーブラウン（2019年生、母スウィートクレメンタイン）

ジョーカーブラウン（2019年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ジョーカー+茶色」。毛色は鹿毛。種牡馬のケープブランコ（当時12歳）と交配したスウィートクレメンタインが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、平井克彦から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、平井克彦から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイアイファームによって352万円で落札された。

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月8日、デビュー戦は秋山稔樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は516kg。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、アンビションに半馬身交わされて2着となった。

9月5日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山稔樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3歳（2022年）

1月15日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月16日、中9週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

5月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

6月18日、中6週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山稔樹騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた10戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたインペリアルライン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月13日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のベニッシモに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5歳（2024年）

1月7日、約17か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

1月27日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

3月24日、中7週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で原田和真騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で原田和真騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

2024年4月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。