アサクサソブリン（2002年生、母アサクサバンダナ）

Asakusa Sovereign

2002.04.05

アサクサソブリン（2002年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋主権者、君主」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時17歳）と交配したアサクサバンダナが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）近藤牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方7戦6勝。主な勝ち鞍は2006年の九千部賞(C1)。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

7月31日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は488kg。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では脚を伸ばせず18着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

10月23日、中5週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず4着に終わった。

4歳（2006年）

1月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスナークユーゲントに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

1月29日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクリノイクシオンに6馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

2月11日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のルードオーレに2馬身半の差をつけて3勝目を収める

2月19日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクインコンコルドに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月18日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロイヤルスペシャルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月29日、中5週で迎えた10戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（5戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカワユイを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

6月11日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島正徳騎手（6戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。