カクテルドレス（1988年生、母シヤダイイブニング）

カクテルドレス（1988年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のデイクタス（当時21歳）と交配したシヤダイイブニングが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は今井秀樹。戦績は、中央平地7戦2勝2着1回。1990年の野路菊ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

7月15日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ツルマルモチオーに3/4馬身交わされて2着となった。

8月5日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

8月26日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラディシュフラワーに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月22日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（4戦1勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のイブキマイカグラに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

3歳（1991年）

2月10日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で村本善之騎手（5戦2勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた7戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のペガサスステークス（中京芝1700m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。