ハッピーダイアリー（2007年生、母ハピネスイン）

ハッピーダイアリー（2007年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「幸福の日記」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時9歳）と交配したハピネスインが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地9戦3勝。主な勝ち鞍は2010年の噴火湾特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

9歳のとき、社台ブラッドメアから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、岡田スタッドによって572.4万円で落札された。

社台サラブレッドクラブにて総額1,800万円（45万×40口）で一口馬主が募集された。

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

1月24日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシャイニイチカに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月3日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンズガーホッドに6馬身の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

8月8日、中4週で迎えた3戦目は、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のシズパンチをクビ差振り切って負け無しの3連勝を決めた。

10月3日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の中山オータムプレミアム（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

12月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、3歳以上1600万下の仲冬ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4歳（2011年）

4月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のオラシオンステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい14着に敗れた。

7月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の茂原特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月28日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（6戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。