ウインエレメント（2011年生、母ネイチャートレイル）

ウインエレメント（2011年2月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋原理、原則。競走馬の本能に忠実に速く走ることを願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時13歳）と交配したネイチャートレイルが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地7戦0勝2着2回、地方19戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

10月13日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では非凡な末脚を披露し、4着に入った。

11月16日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったケンタッキーミントにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月7日、中2週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2014年）

1月13日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

7月13日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネシーアに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月9日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2016年）

2月19日、約18か月半の休み明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた8戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎雅由騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎雅由騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎雅由騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山崎雅由騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山崎雅由騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山崎雅由騎手（8戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた17戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミロワールティグルに交わされて3馬身半差の2着となった。

7月22日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（9戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（10戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（11戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎雅由騎手（12戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上C3（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた23戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた24戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3（園田ダート1230m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた25戦目は、塚本弘隆騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1三（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本弘隆騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。