トウカイレインボー（1993年生、母トウカイスコール）

トウカイレインボー（1993年6月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモガミ（当時17歳）と交配したトウカイスコールが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）松栄牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、地方11戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1997年の一般B3イ。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

3月2日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月16日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた5戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

10月20日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

11月10日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた12戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

4歳（1997年）

4月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、高木正喜騎手を鞍上に迎えて、一般C1ハ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月12日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般C2ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったハイフレンドソングからアタマ差の2着に甘んじた。

5月26日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2ロ（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のイナリパーマンに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のアフリエンペラーに3/4馬身の差をつけて勝利をモノにする

6月23日、中1週で迎えた18戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったアフリエンペラーから5馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1イ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた20戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般B3ロ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた21戦目は、一般B3イ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のクロコダイルロックに2馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

9月7日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3イ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のシナノロマンに1馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

10月5日、中3週で迎えた23戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般B3イ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は長橋秀樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。