グランツアドラ（1990年生、母マツノチユード）

Grand Adorer

1990.04.23

グランツアドラ（1990年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイム（当時8歳）と交配したマツノチユードが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は中島 忠憲。戦績は、中央平地8戦1勝。主な勝ち鞍は1992年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

保田隆芳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

10月31日、デビュー戦は徳吉一己騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のヤマセイオーを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

3歳（1993年）

1月6日、中9週で迎えた2戦目は、黛幸弘騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

1月16日、中0週で迎えた3戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 雨/不良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は徳吉一己騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた4戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

10月31日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた5戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（福島ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

11月13日、中1週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた6戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブ王冠（福島芝1800m 雨/稍重）に48kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は黛幸弘騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた8戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、アラブ大賞典（中京芝2500m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。