エンロサディラ（2019年生、母エバーローズ）

エンロサディラ（2019年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イタリアのドロミテなどで起こる山がバラ色に輝く自然現象」。毛色は栗毛。種牡馬のミッキーアイル（当時8歳）と交配したエバーローズが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はスピードフアーム。主な勝ち鞍は2023年の一般C2。

経歴

デビュー前

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月31日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は446kg。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

12月5日、中4週で迎えた2戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

3歳（2022年）

4月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

5月7日、中4週で迎えた4戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた5戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月26日、中3週で迎えた6戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

8月6日、中5週で迎えた7戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

2022年8月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月13日、中4週で迎えた8戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のシュペーア特別（川崎ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で新原周馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた10戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のプファイル賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた12戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のティング賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた13戦目は、小林捺花騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したクインズハッピーに半馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2023年）

1月4日、連闘で迎えた14戦目は、ウサギ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったガーレに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

1月31日、中3週で迎えた15戦目は、初雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

2月6日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は小林捺花騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一気に末脚を伸ばして、最後は2着のグレイスディーヴァに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月2日、中2週で迎えた17戦目は、天雷賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林捺花騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた18戦目は、タンポポダッシュ（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林捺花騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。