タイチイチバン（1998年生、母サンコーシズナイ）

タイチイチバン（1998年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のセンターセフト（当時13歳）と交配したサンコーシズナイが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道中川郡幕別町、生産者は小西祥一。戦績は、地方34戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年のアラ系一般A14。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小西祥一から「北海道10月市場アングロアラブ2歳」と「北海道11月市場アングロアラブ2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

藤田勝正厩舎（笠松）へ入厩。

3歳（2001年）

1月2日、デビュー戦は古川彰騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（笠松ダート800m 曇/稍重）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

1月10日、連闘で迎えた2戦目は、アラ系3歳（笠松ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で古川彰騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったホマレイーグルに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2月15日、中4週で迎えた3戦目は、アラ系3歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川彰騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったオグリフライトに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月15日、中3週で迎えた4戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で古川彰騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

7月12日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川彰騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた6戦目は、横山誠騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

9月14日、中6週で迎えた7戦目は、片桐昭貢騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

10月18日、中4週で迎えた8戦目は、加藤一成騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた9戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤一成騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた10戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で加藤一成騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた11戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で加藤一成騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で加藤一成騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

4歳（2002年）

1月10日、中0週で迎えた13戦目は、アラ系一般A12（笠松ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤一成騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系一般A13（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で加藤一成騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、トキワノキコウシに半馬身交わされて2着となった。

2月15日、中2週で迎えた15戦目は、アラ系一般A14（笠松ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で加藤一成騎手（7戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のオグリセンターに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、アラ系一般A10（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で加藤一成騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

4月5日、中4週で迎えた17戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般A12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオグリフライトに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

5月14日、中5週で迎えた18戦目は、アラ系一般A9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤一成騎手（9戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系一般A12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤一成騎手（10戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた20戦目は、アラ系一般A12（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤一成騎手（11戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい7着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた21戦目は、アラ系一般A10（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤一成騎手（12戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

8月28日、中6週で迎えた22戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般A12（笠松ダート800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月27日、中3週で迎えた23戦目は、アラ系一般A12（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月12日、中6週で迎えた24戦目は、アラ系一般A11（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた25戦目は、アラ系一般A10 12（笠松ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた26戦目は、アラ系一般A11（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は加藤一成騎手（13戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5歳（2003年）

1月2日、中1週で迎えた27戦目は、アラ系一般A8 10（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤一成騎手（14戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

1月11日、連闘で迎えた28戦目は、アラ系一般A11（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤一成騎手（15戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた29戦目は、アラ系一般A12（笠松ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤一成騎手（16戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた30戦目は、アラ系一般A11（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤一成騎手（17戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた31戦目は、アラ系一般A11（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤一成騎手（18戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

3月7日、中1週で迎えた32戦目は、アラ系一般A10 12（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤一成騎手（19戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

4月4日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた33戦目は、アラ系一般A8-9（笠松ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で加藤一成騎手（20戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

7月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から9kg絞って迎えた34戦目は、冨島政俊騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳A10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。