デルマエッセンス（1995年生、母エマーズロッカ）

デルマエッセンス（1995年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアンバーシヤダイ（当時18歳）と交配したエマーズロッカが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）飛野牧場。戦績は、中央平地31戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

11月2日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

3歳（1998年）

1月6日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアズサユミに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

1月25日、中2週で迎えた4戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定4歳500万下のうぐいす賞（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

3月29日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた7戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

5月23日、中5週で迎えた8戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、アサクサバンダナに交わされて5馬身差の2着となった。

6月7日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定4歳500万下のべにばな賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のオーロラマキシマムに1馬身半の差をつけて優勝

9月5日、中9週で迎えた11戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の魚野川特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて7着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は岡部幸雄騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の本栖湖特別（東京芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に終わった。

10月31日、連闘で迎えた14戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の渡利特別（福島芝1700m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず最後はサントフェルテと並んで5着同着となった。

4歳（1999年）

3月6日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた15戦目は、5歳以上900万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の安房特別（中山芝2000m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高橋明騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

4月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下の郡上八幡特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の金峰山特別（東京芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

7月3日、中6週で迎えた20戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

8月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したイースタンナントを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

8月14日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

9月5日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた23戦目は、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい8着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の習志野特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のノアウィッシュをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

12月19日、中8週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の清澄特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（6戦2勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

5歳（2000年）

1月15日、中3週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下の初茜賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（7戦2勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立川特別（東京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた29戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、3着に入った。

3月11日、中2週で迎えた30戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の房総特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

3月19日、連闘で馬体重を前走から18kg減らして迎えた31戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の野麦峠特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は高橋明騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。