オールエモーション（2007年生、母レディーオーシャン）

オールエモーション（2007年5月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「全ての感情」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時18歳）と交配したレディーオーシャンが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地16戦0勝、地方15戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日高大洋牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

11月17日、デビュー戦は川島洋人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は408kg。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマッドボーイに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2010年）

3月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

4月24日、中5週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

5月2日、連闘で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野翔騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

7月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で上野翔騎手（3戦0勝）。17頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

10月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップキューピット賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は上野翔騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

4歳（2011年）

3月26日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

4月27日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、由良川特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた10戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて17着に終わった。

7月31日、中9週で迎えた11戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

8月21日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。4着に入った。

9月3日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。4着に入った。

10月22日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。16着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた15戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の飛揚特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。13着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

5歳（2012年）

1月22日、中6週で迎えた17戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3月10日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（4戦0勝）。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く17着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた19戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

5月12日、中4週で迎えた20戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

5月19日、連闘で迎えた21戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ C2イ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月2日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1-3（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったナムラクックに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月16日、中1週で迎えた23戦目は、海辺の日曜市特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた24戦目は、名馬を訪ねて黒潮特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた25戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、大暑スプリント（福山ダート1250m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた26戦目は、黒川知弘騎手を鞍上に迎えて、一般B3一（福山ダート1250m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた27戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般B3一（福山ダート1250m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のケリーズラブに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

9月1日、中1週で迎えた28戦目は、すずむし特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月8日、連闘で迎えた29戦目は、秋明菊特別（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は黒川知弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた30戦目は、セプテンバーマイル（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒川知弘騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に沈んだ。

9月30日、連闘で迎えた31戦目は、秋風スプリント（福山ダート1250m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で黒川知弘騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。