スナークローマン（1995年生、母スウィートステップ）

スナークローマン（1995年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時23歳）と交配したスウィートステップが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）飛野牧場。戦績は、中央平地26戦2勝2着5回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は1999年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

9月13日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた3戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

11月22日、中3週で迎えた4戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 雨/重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（1998年）

1月5日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマイネルジェットに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

1月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップザボン賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のタイセイタローをクビ差制して初勝利を挙げた。

2月14日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田浩一騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

3月14日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は内田浩一騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、ミルキーレオキスに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月12日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで崩れずに走り抜いたが、タヤスケーポイントに交わされて2馬身半差の2着となった。

4月19日、連闘で迎えた13戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったロバノパンヤにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中4週で迎えた14戦目は、4歳500万下（中京ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、アサカマンボウに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月20日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4歳（1999年）

1月10日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（8戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（9戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のスリートウショウに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

3月27日、中4週で迎えた19戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた20戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の御影特別（阪神ダート1200m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

4月24日、連闘で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下のメルボルントロフィー（京都芝1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦0勝）。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた22戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鷹取特別（阪神芝1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた25戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロッコーオロシに2馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

8月1日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた27戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の妙高特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5歳（2000年）

7月12日、約11か月の休養明けで迎えた28戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

8月15日、中4週で迎えた29戦目は、坂井薫人騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のくろゆり賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず最後はイアラセレブレイトと並んで7着同着となった。

9月13日、中3週で迎えた30戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオータムカップ（P）（笠松ダート1900m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた31戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。