ハギノフォルテ（2008年生、母キーチェスターバーン）

ハギノフォルテ（2008年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋強く（音楽用語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のシングスピール（当時16歳）と交配したキーチェスターバーンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）パカパカファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2011年のやまだともひろバースデー記念(一般C14)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、パカパカファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

7月31日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

9月3日、中4週で迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

11月28日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月5日、連闘で馬体重を前走から11kg絞って迎えた5戦目は、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るビットオブラックを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月21日、中1週で迎えた6戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、やまだともひろバースデー記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウショウドライヴに5馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。