アストラガルス（2019年生、母カリズマ）

アストラガルス（2019年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「古代の動物の骨などで作られたサイコロ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトゥザワールド（当時8歳）と交配したカリズマが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は株式会社森本スティーブル。主な勝ち鞍は2022年の佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、森本スティーブルから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、YUKIDENDOによって330万円で落札された。

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月8日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

9月5日、連闘で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。17頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

12月28日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大庭和弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、5着を確保した。

3歳（2022年）

1月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大庭和弥騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

3月21日、中9週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で大庭和弥騎手（6戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で大庭和弥騎手（7戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

6月17日、中6週で迎えた9戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のさがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスリックにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の優希乃来場記念（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉本隆記騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビーガールに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月23日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉本隆記騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のコスモスフレを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

8月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の清水の滝特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉本隆記騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラスクミソをクビ差だけ差し切って3勝目を手中に収めた。

8月25日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦の呼子大橋特別（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉本隆記騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた14戦目は、佐藤哲三来場記念（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉本隆記騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた15戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉本隆記騎手（6戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月2日、連闘で迎えた16戦目は、長崎街道佐賀宿特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉本隆記騎手（7戦3勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

10月23日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、オパール特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉本隆記騎手（8戦3勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた18戦目は、ノベンバー特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で吉本隆記騎手（9戦3勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた19戦目は、トパーズ特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉本隆記騎手（10戦3勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く粘り込んで、最後は2着のモダンローズに1馬身の差をつけて4勝目を手にした。

12月24日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、馬産地協賛競走（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で吉本隆記騎手（11戦4勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

4歳（2023年）

1月12日、中2週で迎えた21戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で吉本隆記騎手（12戦4勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた22戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で吉本隆記騎手（13戦4勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。