マイティディーバ（2012年生、母ラヴリゼット）

マイティディーバ（2012年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「最強の歌姫」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバトルプラン（当時7歳）と交配したラヴリゼットが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は対馬正。戦績は、中央平地7戦0勝、地方28戦11勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年のおうし座特別(一般A4 B1)。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

9月20日、デビュー戦は長岡禎仁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は416kg。17頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

12月21日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/重）に出走。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3歳（2015年）

1月18日、中3週で迎えた3戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

3月29日、中9週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 小雨/良）に出走。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

6月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

7月16日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた6戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のデスドロップに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月19日、中4週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のテイエムゴーケツに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

8月26日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセルリアンセレーノに9馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

9月8日、中1週で迎えた9戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップライム賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

9月23日、中1週で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の☆みなみ☆誕生日おめでとう!（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のテイエムゴーケツに4馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

10月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のキツツキ特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

12月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から21kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって17着に終わった。

4歳（2016年）

1月30日、中5週で迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

3月3日、中4週で迎えた14戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のコーリンブリリアンを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

3月14日、中1週で迎えた15戦目は、春暖特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（4戦4勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメモリービビッドに1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

3月30日、中1週で迎えた16戦目は、芳春賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（5戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のサマーサラファンに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4月7日、連闘で迎えた17戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（6戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のテイエムスサノオーに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月19日、中1週で迎えた18戦目は、おうし座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（7戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のレオネプチューンに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月5日、中1週で迎えた19戦目は、AGI名古屋城カップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（8戦8勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

5月24日、中2週で迎えた20戦目は、ふたご座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（9戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた21戦目は、麦秋特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸部尚実騎手（10戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた22戦目は、風鈴特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で戸部尚実騎手（11戦8勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサカエダビクトリーを豪脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

7月21日、中3週で迎えた23戦目は、ハイビスカス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で戸部尚実騎手（12戦9勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた24戦目は、一般A4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で戸部尚実騎手（13戦9勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた25戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、シオカラトンボ賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のキービスケットを半馬身振り切って勝利数を11に伸ばす

9月22日、中2週で迎えた26戦目は、けやき特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた27戦目は、ブーゲンビレア特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた28戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、サフラン特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた29戦目は、パンジー特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた30戦目は、ビオラ特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた31戦目は、コウヤマキ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（14戦9勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

5歳（2017年）

1月6日、中2週で迎えた32戦目は、宝船特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（15戦9勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったブランニューにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

1月17日、中1週で迎えた33戦目は、シデ特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた34戦目は、クロッカス特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた35戦目は、ヒヤシンス特別（名古屋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。