ミストラルローズ（1992年生、母ジプシークイン）

ミストラルローズ（1992年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のターゴワイス（当時22歳）と交配したジプシークインが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）石田牧場。戦績は、中央平地15戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

1月16日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったウッドビーに詰め切れず、約11馬身差の2着に敗北した。

2月5日、中2週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた3戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

3月26日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のハニーアイミスユーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

4月23日、中3週で迎えた5戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 雨/良）に出走。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のこけもも賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

9月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の妙高特別（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた9戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るエビスランを上がり3位の末脚で半馬身差し切って優勝

11月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の宝ケ池特別（京都ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

11月18日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

12月16日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（1996年）

2月19日、中8週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下のテレビ埼玉杯（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

6月23日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の水郷特別（中山芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

7月28日、中4週で迎えた15戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のおけさ特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。