ワカノフジ（1986年生、母ミユーズフオンテン）

Wakano Fuji

1986.03.25

ワカノフジ（1986年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のワカテンザン（当時7歳）と交配したミユーズフオンテンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は野々宮牧場。戦績は、中央平地10戦1勝。主な勝ち鞍は1988年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

戸山為夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

12月4日、デビュー戦は小谷内秀夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るロングシンホニーを凄まじい末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

12月25日、連闘で迎えた3戦目は、2歳オープンのシクラメンステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

3歳（1989年）

1月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小谷内秀夫騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた5戦目は、4歳400万下のつばき賞（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小谷内秀夫騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

2月19日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のこぶし賞（京都芝1600m 外回り 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

4月9日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（5戦1勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた8戦目は、4歳400万下の端午賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（6戦1勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

5月7日、連闘で迎えた9戦目は、4歳400万下（京都芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（7戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上400万下の江差特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。