エメンタールベルン（2013年生、母シンバルⅡ）

エメンタールベルン（2013年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープスカイ（当時8歳）と交配したシンバルⅡが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、地方28戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年のヒスイフラワー賞。

経歴

デビュー前

鈴木義久厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2015年）

10月23日、デビュー戦は町田直希騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は514kg。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、シャーロットラブに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦の紅葉特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキョウエイビーナスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月31日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では賦性のガッツでゴールまで落伍することなく走り切ったがが、5着に終わった。

3歳（2016年）

1月12日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンの’16桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

3月2日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳戦のアクアマリンフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた7戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

5月24日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦のヒスイフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り込んで、最後は2着のマテラヴィクトリーに7馬身の差をつけて2勝目を手にした。

6月15日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた10戦目は、よみうりランドプール WAI杯（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた11戦目は、俊足賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた12戦目は、サザンクロス特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（7戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったダイヤルミナスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月12日、中2週で迎えた13戦目は、長月特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグランハーモニーを鮮やかな末脚で半馬身差し切って制した。

4歳（2017年）

1月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた14戦目は、十人十色の予想士軍団賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（9戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた15戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ヴィクトリーチャレンジ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

3月1日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定戦の沈丁花特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

3月20日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた17戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、オフト京王閣賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

4月28日、中5週で迎えた18戦目は、山吹特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（11戦2勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた19戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、小田原市特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた20戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のカーネーション特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた21戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のヒダカソウカップ（門別ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

8月17日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、牝馬限定Jpn3のブリーダーズゴールドカップ（門別ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた24戦目は、マリーゴールド特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた25戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、ダイワメジャー・プレミアム（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた26戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、日高報知新聞創刊65周年特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた27戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、リンドウ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた28戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、冬桜特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。