ウィンディ（2013年生、母コウユーナナエヤエ）

ウィンディ（2013年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「風」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時16歳）と交配したコウユーナナエヤエが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）エムエム、ヤマダファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方11戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の3歳。

経歴

デビュー前

2歳のとき、エムエム、ヤマダファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、臼倉勲によって712.8万円で落札された。

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

8月30日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は442kg。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず11着に敗れた。

10月24日、中7週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 雨/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

12月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3歳（2016年）

1月30日、中7週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

5月1日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

6月2日、中4週で迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツイントップ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

6月30日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

7月7日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた9戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサルバドールジャズに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月15日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のチュウワメジャーに3馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

7月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、セイムヒアーに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月12日、中1週で迎えた12戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。

8月17日、連闘で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた14戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

9月28日、中2週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた15戦目は、高橋昭平騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋昭平騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

11月22日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、一般C14（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋昭平騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。