エオー（2001年生、母エンジェルロッチ）

エオー（2001年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「『馬』を表すルーン文字（北欧で用いられていた文字）」。毛色は栗毛。種牡馬のブロッコ（当時10歳）と交配したエンジェルロッチが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はヒサイファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方9戦3勝2着2回。2004年の新春ペガサスカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヒサイファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、中川淳によって1,365万円で落札された。

野島三喜雄厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2003年）

7月24日、デビュー戦は児島真二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュゴールド（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。馬体重は490kg。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた2戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた3戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のセレクトゴールド（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンガから5馬身差の2着となった。

9月24日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のセレクトゴールド（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月28日、中4週で迎えた5戦目は、2歳戦のセレクトゴールド（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のグローイングに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月13日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のゴールドウイング賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月8日、中3週で迎えた7戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサラジーンに7馬身の差をつけて制した。

3歳（2004年）

1月2日、中3週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったセトノシェーバーからクビ差の2着に甘んじた。

2月1日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（6戦2勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

3月6日、中4週で迎えた10戦目は、3歳500万下のあざみ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（7戦2勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡部誠騎手（9戦2勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた13戦目は、3歳500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で岡部誠騎手（10戦2勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた14戦目は、3歳500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく12着に敗れた。

7月2日、中4週で迎えた15戦目は、一般B11（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（11戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のベストセラーに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月18日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦0勝）。17頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚を失くしてしまい17着に終わった。