ビルトミーアップ（2005年生、母デコレイション）

ビルトミーアップ（2005年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「自立した」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時10歳）と交配したデコレイションが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地33戦1勝2着2回、中央障害10戦0勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

11月25日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、6着に終わった。

3歳（2008年）

3月15日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

5月10日、中5週で迎えた5戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったスエズにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

5月24日、中1週で迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るスナークマイハートを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

6月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

9月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

4歳（2009年）

1月11日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の千種特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

3月15日、中8週で迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

5月16日、中8週で迎えた11戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着に入った。

6月7日、中2週で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月28日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下のいわき特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月30日、中8週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（4戦0勝）。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた15戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたアカリ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

10月25日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

11月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

12月19日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

5歳（2010年）

1月5日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着を確保した。

2月14日、中2週で迎えた21戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた22戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の富里特別（中山芝1800m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって13着に敗れた。

4月19日、中5週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた23戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

5月23日、中4週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

9月4日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

9月26日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた27戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2000m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた29戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦0勝）。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

12月12日、連闘で迎えた31戦目は、3歳以上500万下の彦島特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

6歳（2011年）

5月22日、約5か月半の休養明けで迎えた32戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。13着に終わった。

7月23日、中8週で迎えた33戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月21日、中3週で迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた35戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。3着に入った。

10月1日、中3週で迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7歳（2012年）

1月14日、約3か月半の休養明けで迎えた37戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず14着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた38戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

4月7日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた39戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

5月5日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた40戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた41戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた42戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた43戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。競走中止となった。