ワシリーサ（2007年生、母アロールーシー）

Vasilisa

2007.02.10

ワシリーサ（2007年2月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ロシア民話『火の鳥とワシリーサ姫』の登場人物より」。毛色は鹿毛。種牡馬のストラヴィンスキー（当時11歳）と交配したアロールーシーが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地9戦1勝、地方17戦1勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,050万円（5.25万×200口）で一口馬主が募集された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

2月21日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のシエラネヴァダに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月13日、中2週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

3月28日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

4月10日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた5戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

4歳（2011年）

1月9日、約8か月の休養明けで迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた8戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

3月5日、中4週で迎えた9戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の大牟田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた10戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた11戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた12戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、しゃくなげ賞（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた13戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた14戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

5月31日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は大柿一真騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた16戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、かすみそう賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は大柿一真騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大柿一真騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコスモメサイアを半馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

9月14日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大柿一真騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた23戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は大柿一真騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。