アクアマリンブレス（2011年生、母アメジストリング）

アクアマリンブレス（2011年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「３月生まれの誕生石アクアマリンのブレスレット」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時10歳）と交配したアメジストリングが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地27戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

8月11日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったプライマリーコードにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

9月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

11月2日、中4週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

11月23日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、リーゼントロックに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2014年）

1月6日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

3月30日、中7週で迎えた10戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したタマモセナターに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4月12日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウワッフルに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月25日、中5週で迎えた12戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着に入った。

6月14日、中2週で迎えた13戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

8月10日、中7週で迎えた14戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

12月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったエルズミーアに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2015年）

1月5日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小崎綾也騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

3月1日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた20戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したフェンガリにハナ差届かず2着となった。

6月20日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

7月25日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

5歳（2016年）

8月6日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた27戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。